生命保険に加入したいと思っても、健康診断の結果が悪いと「断られるのでは?」と不安に思う方は少なくありません。
実際に、健康状態は保険加入における重要な判断材料です。しかし近年では、持病がある方や健康診断の数値に不安がある方でも加入できる保険が増えており、選択肢は広がっています。
【健康診断が悪くても加入できる可能性がある保険】
1. 引受基準緩和型保険2. 無選択型保険
3. 医療保険の一部商品
健康診断で問題となりやすい項目と保険の影響
- 血圧が高い:高血圧はリスク要因とされ、保険料が割増または条件付きになることがある
- 血糖値が高い(糖尿病):状態によっては加入不可だが、落ち着いていれば一部保険で加入可能
- 肝機能(GPT、γ-GTPなど)が高い:飲酒習慣や肝臓の状態により評価が分かれる
- BMIが高い(肥満):肥満度によりリスク評価が変動する
健康状態が悪いときの保険加入のポイント
- 事前に告知内容を確認する
- 通院歴、服薬状況、診断内容などは正確に申告が必要
- 複数の保険商品を比較する
- 引受基準緩和型保険の中でも条件が異なる
- 専門家の無料相談を活用する
- 自分の状況に合った保険を選んでもらえる
加入できないと思い込まないことが大切
健康診断で要注意や再検査の指示が出ていると、不安になって保険加入をあきらめてしまう方も多いですが、現在の状態や通院・治療の有無によって判断は分かれます。
保険会社ごとに審査基準が異なるため、一社で断られても他社では加入できるケースもあります。
目次
引受基準緩和型保険
引受基準緩和型保険とは、健康状態に不安がある方や持病のある方でも比較的入りやすい生命保険・医療保険のことです。
従来の保険では加入が難しかった人でも、一定の条件下で保障を得られる可能性があるため、高齢者や治療中の方にとって心強い選択肢となります。
引受基準緩和型保険の特徴
1. 健康状態に関する告知が簡単
- 通常の保険が10項目前後の告知項目があるのに対し、
- 引受基準緩和型は**「過去2年以内に入院・手術の有無」など3~5項目程度**
2. 保険料はやや高め
- 健康な人向けの通常の保険に比べて、リスクが高い分だけ保険料が高く設定されている
3. 保障内容は制限される場合あり
- 加入から一定期間(例:1〜2年)は死亡保険金が減額されるなどの制限がある
- 治療中の病気に対しては一部給付対象外になることもある
対象となる人の例
- 高血圧・糖尿病などの持病がある方
- 過去にがんや心臓病の治療歴があるが、現在は安定している方
- 健康診断で数値が引っかかっている方
- 高齢で通常の保険に加入できない方
主な保障内容(商品によって異なる)
- 医療保険:入院・手術費用を保障。1入院60日型や120日型など
- がん保険:がんと診断された場合の一時金、通院、入院などを保障
- 死亡保険:一定額の死亡保障を設定(減額期間後は全額支給)
引受基準緩和型と無選択型の違い
項目 | 引受基準緩和型 | 無選択型 |
---|---|---|
健康告知 | 簡易な告知あり | 告知なし |
加入しやすさ | やや高い | 非常に高い |
保険料 | 高め | 非常に高め |
保障内容 | 制限ありだが比較的充実 | 最低限の保障のみ |
加入時の注意点
- 「持病がある=無条件に入れる」わけではなく、告知内容によっては断られることも
- 同じ病気でも保険会社によって審査結果が異なるため、複数社を比較することが重要
- 保障内容と保険料のバランスをしっかり確認
無選択型保険
無選択型保険は、その名のとおり「健康状態を問わず誰でも申し込める生命保険・医療保険」です。
特に高齢者や持病があり、通常の保険や引受基準緩和型保険でも加入が難しい方にとっては、最後の選択肢となる保険です。
無選択型保険の特徴
1. 健康状態の告知が不要
- 健康診断書や医師の診断書、持病の有無などの告知項目が一切ない
- 「告知なし」「審査なし」で即日加入も可能
2. 誰でも加入できる
- 高齢者、持病のある方、治療中の方もOK
- 保険に入りづらい状況でも「選ばずに受け入れてくれる」
3. 保険料は非常に高め
- 健康リスクを反映して、保険料は同年齢の通常保険の1.5〜2倍以上
- 終身タイプであっても、払い続けると総支払額が高額になることがある
4. 保障は限定的
- 一定期間(例:加入後1〜2年)は**「死亡保険金が半額」「病気死亡は対象外」**などの条件付き
- 入院日額や死亡保障額が小さい傾向にある(入院5,000円/日、死亡保障100万円程度)
対象となる人の例
- 80歳を超えていて他の保険に加入できない人
- 持病(がん、糖尿病、心疾患など)で保険の審査に通らなかった人
- 治療中・経過観察中の病気がある人
- 健康診断で重度の異常が指摘された人
よくある保障内容
- 死亡保障:死亡時に保険金支給(初期期間中は減額あり)
- 医療保障:入院・手術時に給付金支給(条件付きの場合あり)
- 介護保障付きの商品も一部存在
加入時の注意点
- 初期不担保期間(例:2年)がある場合、病気による死亡では保険金が出ない
- 事故死は初日から保障対象になる場合が多い
- 保険料が高く、長期契約になると支払総額が大きくなる
無選択型保険を選ぶときのチェックポイント
- 「保障内容」と「保険料」のバランス
- 初期不担保期間の有無とその条件
- 他の保険(引受基準緩和型など)に入れないか再確認
- 短期間の保障を目的とするのか、終身保障を求めるのか目的を明確に
無選択型保険はこんな人に向いています
- 他の保険に加入できなかったが、最低限の保障が欲しい
- 葬儀費用を残しておきたい
- 遺族に少しでも経済的な安心を与えたい
医療保険の一部商品
医療保険は、病気やケガで入院・手術をした際の医療費負担を軽減するための保険です。その中でも「一部の商品」は、持病がある方や健康診断に不安がある方でも条件付きで加入可能なケースがあります。
今回は、そうした医療保険の仕組みや特徴を詳しくご紹介します。
医療保険の基本
主な保障内容
- 入院給付金:入院1日につき一定額(例:5,000円、10,000円)
- 手術給付金:手術ごとに設定された定額給付
- 通院給付金:入院後の通院などに対応
- 先進医療特約:高額な先進医療(陽子線治療など)に対応
一部の商品が対応している特別な加入条件とは?
健康診断で「異常」があっても加入できるケース
- 高血圧、脂質異常症、糖尿病など「慢性的な生活習慣病」があっても条件付きで加入可能
- 告知内容をもとに、「部位不担保(特定の病気に対して保障しない)」で契約できることもある
治療中でも加入可能な例(条件付き)
- 薬によって病状が安定している(例:HbA1cがコントロールされている糖尿病)
- 軽度の高血圧で投薬中だが、他に重い合併症がない場合
加入しやすい医療保険の種類(特定条件型)
1. 条件付き医療保険(部位不担保型)
- 過去の病歴や通院歴がある場合でも加入可能
- 一定期間(例:5年間)、特定の病気について給付対象外となる
2. 引受基準緩和型医療保険
- 通常の保険より加入基準が緩やか
- 保険料は高めで保障内容に制限あり(入院日数制限や給付金の減額など)
3. 特定疾病対象外型
- 特定の疾患(がん、心筋梗塞、脳卒中など)を除いて他の病気には保障あり
- リスクの高い病気を除外することで、持病がある人にも提供可能
医療保険選びのポイント(健康に不安がある人向け)
- 告知内容は正確に:省略や虚偽があると保険金が支払われないことも
- 複数の保険会社で条件を比較:会社によって審査基準や保険料が異なる
- 保障の対象範囲を確認:除外条件や不担保期間をよく読む
- 先進医療特約や通院保障など、付加特約のバランスもチェック
加入前に検討すべきこと
- 現時点での通院・服薬状況
- 医療費の自己負担額と保険でカバーしたい範囲
- 家族構成や年齢に応じた保障内容の調整
- 保険のトータルプロフェッショナル
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